コラム
COLUMN

不動産売却のコツ
2023.10.23 更新

不動産が売れない場合どうする?原因や売却を成功させるための方法を紹介

こんにちは。札幌の不動産会社「ジモット」の髙橋です。

「不動産を売り出しているのになかなか売れなくて困っている」というケースは少なくありません。
住み替えによる売却なら家が売れないと予定が進められませんし、空き家などの場合は所有しているだけでもコストやリスクが発生するため、できるだけ早く売却したいものです。

そこで今回は、不動産が売れない場合の原因とその解決策を解説。
なかなか売れない不動産をできるだけ早く売る方法を一緒に考えていきましょう。

住宅の悩み

不動産が売れない場合に考えられる理由

不動産が売れない場合、どんな理由が考えられるでしょうか?
まずは、よく見られる3つの理由をご紹介します。

依頼している不動産会社の対応が悪い

不動産がスムーズに売れるかどうかは物件自体の魅力はもちろんですが、不動産会社の力量にも左右されます。
例えば、広告が不足している、掲載媒体がターゲットに合っていない、顧客への売り込みが少ないなど。

販売活動が適切に行われていないと物件の魅力が伝わらず、売れるのに時間がかかってしまうことも!
特に実績が少ない不動産会社では販売ノウハウが少なく、効果的な販売活動ができていない可能性があります。

周辺環境や立地条件が悪い

駅やバス停から遠い、商業施設から遠い、ハザードマップで災害の注意があるエリアであるなど、土地の利便性や条件が良くない場合は売却に時間がかかる可能性があります。

また、田舎では先祖から受け継いだ土地に暮らしている人も多いため、新たに住宅を購入したいという需要自体が少ないことも。

田舎の家の売却については、こちらのコラムでも詳しくご紹介しています。
田舎の家が売れないと諦める前に!必ず役立つ対策やサービスを徹底解説

物件があまりにも古いなど物件の状態が悪い

古い物件は新築と比べて見た目や設備の老朽化が気になりますし、建物の劣化や損傷の心配もあります。
築40年を超える物件では、1981年以降の新耐震基準を満たしていない可能性もあるでしょう。

仮に物件価格が安くても、入居後にリフォームや耐震工事などで費用がかかってしまうのであれば、総額の費用は高くついてしまいます。
また、古過ぎる物件は住宅ローン契約や住宅ローン控除を利用できない可能性もあり、そうなると資金計画の段階で購入できる人が限られてしまいます。

不動産が売れない場合でもできるだけ時間をかけずに売る方法

なかなか売れない不動産をできるだけ早く売却するための方法をご紹介します。

販売力があり信頼できる不動産業者に依頼する

不動産会社の販売力や対応に不足を感じる場合は、依頼する不動産会社を変更するのも一つの方法です。
物件があるエリアに詳しく、同様の物件の販売実績が豊富な不動産会社を選びましょう。
また、信頼できる担当者を選ぶのも重要なポイントです。

売却相場を確認し、売り出し価格を見直す

周辺の似たような物件と比較して、売り出し価格の設定が高くはないでしょうか?
特に、購入希望者からの問い合わせや内覧申し込みが少ない場合は、売り出し価格が適切かどうかを確認してみましょう。

売り出しから時間がたっている場合は、相場が変動している場合もあるため再度確認を。
近隣の相場に合わせた価格設定が大切です。

ホームインスペクションを実施する

ホームインスペクション(住宅診断)とは、建築士などの専門家が住宅の状態を調査し、破損や欠陥の有無、修繕の必要性やその時期、かかる費用などを客観的にアドバイスするものです。

購入希望者は古い物件に対して「不具合があったらどうしよう」「入居したあとに修繕費がたくさんかかるのは困る」といった不安を持っています。
ホームインスペクションを実施しその結果や、調査に基づいて修繕をした記録を提示することで、購入希望者の不安を解消し、購入決定の後押しになるでしょう。

不動産買取で売却する

不動産買取とは、不動産会社に家を直接買い取ってもらう売却方法です。
仲介とは違って買い手を探す必要がないため、売却価格さえ合意できればすぐに売却できることがメリット。

不便な立地、古い物件など仲介では買い手が付きにくい物件も、買取であればスムーズに売却できることが多いですよ。
室内に残存物があっても買い取ってもらえるのも、買取の嬉しいポイント。

売却価格は仲介の相場よりも下がってしまいますが、それでも早く・確実に売れるのは大きなメリットといえるでしょう。
地元密着で豊富な販売手段や販売力がある不動産会社なら、思っている以上に高値で買い取ってもらえるケースもあります!

内覧はあるのに不動産が売れない場合は?

内覧の申し込みがあるということは、物件の魅力が伝わり検討をしてもらえているということ。
しかし、それでもなかなか決まらないのは、広告で伝わる情報と現実の物件にギャップがあったり、購入を決める一押しが足りなかったりする可能性があります。
そんな場合には以下の点を見直してみましょう。

不用品処分や清掃など内覧準備の見直し

不用品は処分して室内の整理整頓を行い、部屋を広く見えるようにしましょう。
引っ越しの際に捨てる予定のものは整理整頓を兼ねて早めに処分を。
リビング、水周りはもちろん、玄関やベランダ、庭なども見られていますので、すみずみまで掃除するのを忘れずに。
汚れが目立ちがちな水回りの掃除には、プロのホームクリーニングを利用するのもおすすめです。

ホームステージングで印象アップ

ホームステージングとは、レンタルの家具や小物でインテリアコーディネートをして空間を演出する手法です。
まるでモデルルームのようにすてきな部屋を演出し、入居後の暮らしをイメージしてもらうとともに、物件の印象アップを図ります。

内覧の対応はできるだけ女性がおすすめ

内覧当日にはペットは預ける、小さなお子さまは家族と外出してもらうなどして大人だけで対応し、落ち着いて見てもらえるように配慮します。
内覧には女性が訪れる割合が高いので、現地でも女性が対応すると安心してもらえるでしょう。
住人だからこそ知っている物件の長所や周辺エリアのポイントをまとめておき、伝えられるとベストです。
ただし、過度なアピールにならないようにご注意ください。

売れない不動産を所有するリスク

リスク
売れない不動産を所有し続けることはリスクです!
主なリスクを2点確認しましょう。

リスク①資産価値減少にともない売却額が下がる

不動産は築年数が経過するごとに資産価値が下がっていくのが一般的。
木造戸建住宅は築20年で市場価格がほぼゼロになるともいわれ、時間が経てば経つほど売却価格も下がってしまいます。

リスク②固定資産税・管理費などのコストがかかる

不動産は所有しているだけで、維持管理費や修繕費、固定資産税・都市計画税などが毎年かかります。
活用の予定がない不動産なら、できるだけ早く手放すことをおすすめします。

不動産がどうしても売れない場合はどうする?

手を尽くしてもどうしても不動産が売れないという場合は、以下のような方法も検討してみてください。

更地にして土地として売却する

物件自体に魅力や資産価値がないなら、思い切って解体して更地として売却するのも一つの選択肢です。
新築を建てる土地を探している買い手にとっては、建物を解体する手間や費用がかからないというメリットがあるため、売れやすくなる可能性があります。

個人への無償譲渡や、国・自治体へ寄付をする

隣地の所有者への無償譲渡や、国や自治体、法人などへ寄付をするという方法も一考を。
売却金は得られませんが、活用しない不動産を所有して維持管理費がかかり続けるリスクをなくすことができます。
隣人への無償譲渡では、不動産の価値によっては贈与税が課税されることがあるため注意を。

不動産が売れない場合は買取も検討を!

売り出している不動産がなかなか売れない場合、立地や物件の条件が悪いほか、依頼している不動産会社の販売活動が不十分であることも考えられます。

売れない不動産をできるだけ時間をかけずに売却するためには、販売力があり信頼できる不動産会社に依頼することが重要!
内覧があるのに売却が決まらないという場合は、室内の清掃や整理整頓、当日の対応を見直してみましょう。

売れない不動産を所有し続けるのは維持管理や税金のコストがかかり、時間が経つほど資産価値が下がってしまいます。

できるだけ早く不動産を売りたいなら、仲介だけではなく不動産買取もぜひ検討を。
不便な立地や古い物件など仲介では買い手が付きにくい不動産でも、買取ならスムーズに売却できることが多いです。
地元に強い不動産会社なら、思った以上に高値で査定してもらえるケースもありますよ!

ジモットでは、札幌や札幌近郊の不動産買取・仲介を行なっています。
不動産の売却で何かお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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