家の売却は内覧が決め手!成功のためのポイント10選
こんにちは、札幌の不動産会社「ジモット」の髙橋です。
家を売却する際は、できるだけ高く、スムーズに売れるのが一番です。その大きなポイントとなるのが「内覧」です。
家の売却の際、物件情報サイト等に物件を掲載することで、購入検討者の方から内覧の希望が入ります。
内覧は、物件を実際に見て確かめてもらう重要な機会であり、内覧時の対応によって家の成約が決まると言っても過言ではありません。
私達が初対面の人と会う時に、重視する第一印象と同じように、家も第一印象が決め手になります。
この記事では、購入検討者がどのようなところを見るのか、印象を良くするために準備しておくことは何かなど、分かりやすく解説していきます。
目次
内覧者はココを見る!
購入検討者が内覧でチェックするのは、主に下記のようなポイントです。
・部屋の雰囲気
・部屋や設備の劣化具合
・日当たりはどうか
・キッチンやお風呂、トイレなどの水回り
・収納の数やその広さ
・バルコニーや庭
・間取りが希望に合うかどうか
・各部屋の広さや動線
間取りや広さは物件資料等で確認が取れますので、内覧では主に部屋の雰囲気や劣化具合を見たり、物件資料と相違がないかなどを確認しようとする方が多いです。
そのため、できるだけ部屋を明るく・広く・清潔に見せることがポイントになりますので、次のチェックリストを確認して、内覧の準備を整えましょう。
【準備が重要】内覧前の準備チェックリスト
内覧の成功には「事前にどれだけ準備ができているか」が重要なポイントになります。
内覧前に準備しておいた方がよい10個のチェックリストは下記です。
☑掃除は優先順位をつけて行う
部屋内すべてを一度に掃除しようと思うと大変なので、内覧者がチェックするポイントから優先して掃除を行いましょう。
優先1:キッチン・トイレ・お風呂
優先2:玄関、フローリング、壁紙
優先3:ベランダ・庭
☑水回りはハウスクリーニングを検討
水回りは特に内覧者の印象を左右する重要なポイントです。
たとえ、内覧者が購入後に水回りのリフォームを検討していたとしても、水回りが汚れていることで家全体の印象に悪影響が出ますので、購入につながりにくくなってしまいます。
「自身で掃除しても汚れがなかなか落ちない」「忙しくてしっかり掃除の時間を取れない」などの場合は、プロのハウスクリーニングを入れるのをおすすめします。
☑不用品等の物を減らす
部屋に家具や物が多いというだけで、実際の面積よりもずっと狭く感じてしまいます。
特に、家の購入を検討する人は、現状の住まいを手狭に感じて家探しをしている場合も多いので「広く見せる」というのは大切なポイントです。
処分するのが難しい物は、レンタル倉庫やトランクルームなどの利用を検討しましょう。
☑収納内も見せられるように
真剣に購入を検討している方にとっては、収納がどのくらいの広さなのかは知りたいポイントの一つです。
収納内の物はできるだけ減らして、見せたくないものは収納ボックスに入れるなど、スッキリ見える工夫をしておきましょう。
リビングなど部屋を広く見せることにばかりに意識が向きがちですが、収納も整理しておくことをおすすめします。
☑におい対策をしておく
住んでいる人からすると、家のにおいは意外と気付かないポイントです。
クッションやカーテンなどの布製品はできるだけ洗濯したり、洗濯が難しいものは消臭スプレーを使う、玄関やトイレには消臭剤を置く、まめに窓を開けて換気するなどの対策が必要です。
特にペットやたばこを吸う人がいる場合は、念入りに行いましょう。
☑傷や不具合を隠さない
傷や不具合などは、内覧者にとってマイナスポイントになり得るものですが、それを「隠す」ことは得策とは言えません。
家の売買には、隠していた不具合が購入後に判明した場合、売主が責任を取らなければいけない「瑕疵担保責任」というものが存在します。
このような事態になるより、マイナス面も購入検討者にしっかり伝える、傷や不具合を事前に直しておくなどの対策をしておく方が、余計な出費につながらず得策といえます
☑庭やエントランス・共有廊下もチェック
戸建ての場合は敷地内の庭、マンションの場合はエントランスから内覧のチェックは始まります。
特にマンションの場合、管理が行き届いているかどうかは重要なチェックポイントです。
不用品などが放置されていないか、掃除がされているか等確認して、問題があれば早めに管理会社に連絡しておきましょう。
☑スリッパを準備しておく
清潔感のあるスリッパを用意しておくと、内覧者に好印象を持ってもらえます。
ベランダがある場合には、サンダルも準備しておくと親切です。
不動産会社の担当者がスリッパを用意してくれることも多いので、事前に確認しておくとよいでしょう。
☑ホームステージングも検討してみる
ホームステージングとは、モデルルームのように部屋を演出してくれるサービスです。
内覧者の第一印象をぐんと良くしてくれます。
ホームステージングがさかんな欧米では、ホームステージングを行うと、行わない物件に比べて6%以上高く売れるというデータがあるほどです。
家具や照明、小物やグリーンなどのインテリアコーディネートはもちろん、荷物を一時的に預かってくれるサービスなどいろいろなプランがあるので、興味があれば一度相談してみるとよいでしょう。
☑質問解答とアピールポイントを準備
内覧前に不動産会社の担当者と相談するなどして、質問されそうな事項を予想し回答を準備しておきましょう。
家を売却する理由や住み心地、近隣施設の情報などはよく聞かれるポイントなので、書き出すなどして抑えておいてください。
近隣施設の条件や周辺環境は、購入で重視するポイントの一つで、地元の細かい情報は住んだことのある人にしか分からないことも多いのでアピールポイントになるはずです。
ご自身でうまく伝えられるか心配な場合は、これらのことを事前に不動産会社の担当者に伝えて、内覧の対応を任せても大丈夫です。
内覧後に成約につながらなかった場合
内覧準備をしたにも関わらず、成約につながらないこともあります。
その場合は、内覧者がどうして購入に至らなかったのか理由を不動産会社に確認して、次の内覧に備えましょう。
たいていの場合は、上記で解説してきたポイントで足りない部分があったなどの見落としが原因となっていることが多いです。
そもそも内覧の申込みがない場合
家を売りに出しても、なかなか内覧申し込みが入らない場合もあります。
その場合、下記の5つが原因になっている場合が考えられますので、不動産会社に確認して対策を行いましょう。
- 販売価格が相場より高い
- 広告など販売活動が十分でない
- 広告掲載の物件写真等が魅力的に見えない
- 広告にアピールポイントが記載されていない
- 内覧できる時間が限定されている
どうしても早く売りたい場合には、不動産会社に購入してもらう「買取」を検討するのも対策の一つです。
まとめ
解説してきた通り、売却中の家に良い印象を持ってもらうためには、部屋を明るく・広く・清潔に見せることが重要です。
売却に出している最中は特に、日々の掃除を徹底したり、不用品を捨てたり、意識して整理整頓を心がけましょう。
内覧対応含め、売るための適切な対策をとるには、力になってくれる不動産会社を見つけることが近道です。
弊社「ジモット」でも、家の売却のご相談を承っておりますのでお気軽にご相談ください。