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空き家のこと
2023.10.23 更新

空き家の売却は片付けから!片付け方法や売却までの流れを紹介

こんにちは。札幌の不動産会社「ジモット」の髙橋です。

亡くなった親から相続した実家などの空き家を売却するには、まず室内を片付けなくてはいけません。
空き家の中に家財道具を残したままでは、売却価格が下がったり売れにくくなる可能性があるからです。
空き家の片付けは意外に大変で時間もかかり、思わぬトラブルが発生する可能性も!

今回は、空き家売却に向けた空き家の片付け方法について解説。
空き家を片付ける方法や起き得るトラブルとその対処法、空き家を片付けた後の売却の流れもお伝えします。
「相続した空き家を売却したいけど、何から手を付けたら良いか分からない」と困っている方はぜひご覧ください。

ダンボールに本を入れる

空き家を売却するにはまず片付けから

空き家を売却する際には、まず残っている家財道具や荷物を片付けて室内を空っぽにしましょう。
荷物を残したまま売却するとなると、荷物の処分に手間や費用がかかる分、査定価格がマイナス評価になり、物件の査定価格・売却価格がその分安くなってしまいます。

購入希望者が内覧に来た際も、家具や荷物が残っている状態だと室内が狭く見えて印象がイマイチに。
前に住んでいた人の生活感が残っていると、不動産を購入した新生活がイメージしづらくなり、購入につながりにくくなってしまいます。

そのため、空き家をできるだけ高くスムーズに売却するには、室内を片付けて空っぽにしてから売却活動を進めるのが良いです。

また、空き家を片付けるのは意外と大変で、時間がかかるものです。
空き家の売却を検討し始めたら、早めに片付けに着手することをおすすめします。

空き家を売却前に片付ける方法

売却前に空き家を片付ける方法は、自分で片付ける方法と、業者に依頼して片付ける方法の2つがあります。

自分で片付ける場合

自分で片付ける場合は、以下のような流れで片付けていきましょう。

  1. 貴重品を探す
  2. 片付ける場所の順番を決める
  3. 片付けのスケジュールと分担を決める
  4. 処分するものを分別する
  5. 自治体の処分方法に従って不用品を処分する
  6. 清掃する

ポイントは、あらかじめ不用品の処分方法をチェックしてからスケジュールを決めること。
ごみの種類によって収集日が異なりますし、粗大ごみの回収は事前申し込みが必要です。
そのほか、物によっては買取業者やリサイクル業者に売る、不用品処分業者に引き取ってもらうという方法もあります。

空き家の片付けは、思い出の品や懐かしい物が出てきたりして思いのほか時間がかかるものなので、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
また、家族や兄弟などで協力して片付けをする場合は、どんな作業をするのか、事前に分担を決めてから進めると良いです。

専門業者へ依頼する場合

「自分で片付ける時間がない」「荷物が大量過ぎる」といった場合には、専門業者を利用するのも一つの方法です。
空き家の片付けは、不用品回収業者や遺品整理業者などに依頼できます。
不用品回収業者に依頼すると全てごみとして処分して片付けますが、遺品整理業者に依頼すると貴重品や形見などを仕分けながら片付けてくれるという違いがあります。

他にも、粗大ごみやごみを清掃工場に持ち込む作業のみ、業者やシルバーサポートセンターなどを活用するといった方法もあります。

空き家売却の片付けで起こるトラブルとは

空き家の売却に伴う片付けでは、親族間でもトラブルが起こりやすいです。
多いトラブル例と対処法をご紹介しますので、事前にチェックしておいてください。

作業の分担でもめた

空き家の片付けはやることがたくさんあるので、必要な作業を把握して上手に分担しておかないとトラブルの原因になってしまいます。

不用品の仕分けや搬出、清掃など現地で行う作業以外にも、処分方法のチェックや粗大ごみ回収の手配など連絡・手配・手続き関係の仕事も考えている以上に多く大変です。

必要な業務をすべて明確にして分担を決め、全員が納得の上で作業に進みましょう。
分担表や話し合いの経緯をメモなどに残しておくと、あとからもめることを減らせます。
処分費用の負担についても、あらかじめ相談して明確にしておきましょう。

空き家の片付けではこんな作業・手続きが必要になります。

  • 貴重品の管理
  • 不用品と保管品の仕分け
  • 荷物の搬出
  • 形見分けまでの保管
  • 室内の清掃
  • ごみ出し
  • 粗大ごみ回収の手配
  • 不用品回収業者の手配
  • 不動産会社との打ち合わせ など

へそくりが見つかった

空き家を片付けていて、誰も知らないへそくりが見つかることも!
金品が見つかった場合は、相続の問題になるケースもあるので必ず関係者全員に周知し、対応を相談しましょう。
こっそりポケットに入れてはいけませんよ。
金品以外にも、相続の対象となるものを見つけたら報告、が鉄則です。

空き家を片付けてから売却するまでの流れ

空き家

空き家の片付けが一息ついたら、売却の流れについても確認しておきましょう。

  1. 不動産会社に査定を依頼する
  2. 査定価格を確認して、売却を依頼する不動産会社を決める
  3. 売り出し価格を決定し、売却活動をスタートする
  4. 購入希望者と条件の交渉をする
  5. 不動産売買契約締結・決済・引き渡しを行う

また、不動産の名義についても事前に確認を。
亡くなった親の名義のままになっていないでしょうか?
不動産の名義が亡くなった親のままでは売却できませんので、相続登記の手続きをして相続人の名義に変更しておきましょう。

空き家を売却するために片付けるのは手間がかかるものですが、だからといって放置はNG。
固定資産税のほか、空き家を維持管理するための手間や費用がかかり続けますし、放置をして荒れ果てるとさらに困ったことになってしまう可能性があります。

空き家を放置するリスクや注意点、対策についてこちらのコラムでまとめていますのでぜひご覧ください。
空き家放置は高リスク!注意点と対策を詳しく解説
相続した空き家はどうするのが適切?放置のリスクと対処方法

空き家の売却前には片付けを! スケジュールと分担がカギ

空き家を売却する前には、残された家具や荷物を片付けて室内を空っぽにしましょう。
荷物が残っていると処分にかかる費用が差し引かれて売却価格が安くなったり、内覧での印象が悪くなって売れにくくなったりしてしまいます。
空き家の片付けは意外に時間がかかるので、できるだけ早めに着手することをおすすめします。

空き家を自分たちで片付けるなら、事前に親族でしっかり話し合ってスケジュールや作業分担、費用負担などを決めてから進めましょう。
特定の人に負担が偏るとトラブルの元です。

また、片付けていて金品を見つけた場合は、相続問題になるケースもあるので必ず関係者全員に周知して対応を相談しましょう。
荷物の量や状況によっては、専門業者に依頼して片付ける方法もありますよ。

空き家の片付けは大変ですが、使う予定のない空き家を放置するのはリスクがあります。
維持管理の手間や費用がかかり続けることにもなりますので、できるだけ早めに手放すことをおすすめします。

ジモットでは、札幌や札幌近郊の不動産買取・仲介を行っています。
不動産の売却で何かお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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