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お金のこと
2023.10.23 更新

不動産買取相場は仲介による売却の8割前後!理由や調べ方も解説

こんにちは。札幌の不動産会社「ジモット」の髙橋です。

不動産の売却方法の1つである不動産買取。
スピーディーに売却と現金化が可能というメリットがある反面、買取相場は仲介の8割前後になります。
これはどうしてでしょうか?

今回のコラムでは、不動産買取の内容や相場について解説。
不動産買取だと売却価格が安くなる理由や、少しでも高く買取してもらうためのポイント、不動産の売却相場を調べる方法などをご紹介します。

不動産買取相場は仲介による売却の8割前後!

不動産買取とは不動産の売却方法の1つで、不動産会社に直接買い取ってもらう方法。
対して、不動産会社に購入希望者を探してもらう一般的な売却のことを「仲介」といいます。

不動産買取では購入希望者を探さなくて良いので、不動産会社と金額の折り合いさえつけば、最短1週間程度で売却・現金化が可能というスピード感が大きなメリット!
業者への売却なので契約不適合責任(瑕疵(かし)担保責任)が発生しない、売却活動をしないので周りに知られず売却できる、といったメリットもあります。

ただし、不動産買取では売却価格が一般的な売却相場の8割前後になるのがデメリットです。
仲介で売却するよりも、売却価格が安くなるという特徴があります。

ちなみに仲介での売却では、人気の物件は高く売れる可能性がある反面、売れるまでには一般的に3~4カ月程度、場合によっては1年以上の時間がかかることも多いです。

不動産買取と仲介の違いやそれぞれのメリット・デメリットは、こちらのコラムでも詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。
不動産売却の買取と仲介の違いは?特徴やメリット・デメリットを解説

不動産買取相場が仲介よりも低い価格で取引される理由

不動産買取の相場が仲介よりも安くなってしまう理由、それは不動産会社の利益分が差し引かれているからです。

不動産会社は買取した物件をフルリフォームやリノベーションし、販売することで利益を得ています。

リフォームやリノベーションには大きな費用がかかるのはもちろん、不動産を購入したことによる不動産取得税や販売するための人件費、宣伝費もかかります。
さらに、そうして買取・リフォームした不動産が必ず売れるとも限りませんので、そのような費用やリスクが考慮された価格設定となっているのです。

もちろん、売主も少しでも高く売却したいと考えていますから「不動産買取で売却価格が安くなってしまうのはちょっと……」と思うかもしれません。

しかし、仲介による売却では内覧に対応したり、場合によってはハウスクリーニングを実施する手間もかかり、売却が決まれば仲介手数料も発生するのが一般的です。

さらに、必ず売れるとは限らないのは仲介による売却でも同じことで、手間や時間をかけてもなかなか売れず「思った以上に価格を下げて売ることになった」なんてケースも少なくありません。

不動産買取に向けて相場を自分でも調べてみよう! 方法を紹介

そうはいっても、不動産売却は少しでも高く進めたいものですよね。
不動産会社から提示された不動産買取価格が適正かどうかを知るためにも、事前に不動産の売却相場を把握しておきましょう。

不動産の相場を調べるのにはこんな方法がありますよ。

土地総合情報システム(不動産取引価格情報検索)

不動産の取引価格、地価公示・都道府県地価調査の価格を検索できる、国土交通省のWEBサイトです。
戸建て、マンション、土地の取引を行った方にアンケートを取り、データベース化しています。

「不動産取引価格情報検索」では実際の取引価格を、「地価公示都道府県地価調査」では標準地や基準値の価格を検索できます。

REINS Market Information

こちらも、実際の成約価格をもとにした不動産取引情報提供サイトです。

国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営する「レインズ」の情報をもとに、一般の人向けに不動産の取引情報が公開されています。

地域を選択し、実際に売買が行われた戸建てやマンションの価格(成約価格)などが検索できます。

国土交通省地価公示・都道府県地価調査

国土交通省や都道府県が発表している公示地価・基準地価を検索できるサイトです。

公示地価は全国3万地点の標準値、基準地価は全国に2万点以上の基準地について毎年発表されています。
実際の取引実績が少ないエリアなどの地価を調べたいときに使ってみてはいかがでしょうか。

実際の取引価格は、公示地価・標準地価の1.1倍程度といわれています。

不動産買取相場より高く買取してもらうには?

不動産買取で少しでも高く買取してもらうためには、複数の不動産に査定依頼をしてみましょう。

不動産買取の査定価格は、不動産会社によって差があります。
複数の買取業者の査定額を見比べることができれば、より高い金額で買取してくれる業者を選ぶことができますよ。

複数社に依頼を出していることを不動産会社に伝えることで、他社に負けないよう、相場よりも高い金額を提示してもらえるケースもあります。

また、不動産取引の需要が高まるタイミングを考慮して買取してもらうのもポイントのひとつです。
たとえば4月の転勤や新学期に向けた1~3月のタイミングは、不動産取引が活発になる時期。

このようなタイミングを考えて動くと、高く買取してもらえる可能性があります。

不動産買取の相場は仲介の8割前後!

不動産買取は、不動産会社に物件を直接買取ってもらうという売却方法。
買主を探す必要がないので、金額の折り合いさえつけば最短1週間程度で売却・現金化も可能です。

ただし、不動産買取相場は一般的な仲介による売却相場の8前後程度になります。

不動産会社は物件を買い取った後、リフォームやリノベーションをして売却するのが目的。
リフォーム費用や売却のための人件費、宣伝費、売却できないリスクなどを差し引いた買取価格となっているため、仲介の売却額よりも低くなるのです。

不動産買取で少しでも高く売却するためには、複数の不動産会社で査定をしてもらったり、不動産取引が活発になるタイミングを狙ったりしましょう。
「土地総合情報システム」や「REINS Market Information」などのサイトで不動産の取引相場を把握しておくのもおすすめです。

ジモットでは、札幌や札幌近郊の不動産買取・仲介を行っています。
不動産の売却でお悩みがあれば、ぜひ一度ご相談ください。

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